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最重要抗原 WT1

WT1は万能ともいえる人工抗原

WT1は最も重要ながん抗原の一つであることは、周知の事実です。
WT1ペプチドは血液のがんを含むほぼすべてのがんに存在するがん抗原です。従来は、ご自身のがん細胞を用意できるか、従来型の人工がん抗原にマッチする特定の患者さましか受けられなかった樹状細胞ワクチン治療が、WT1タンパク質を使用することで、どんながんの患者さまでも受けられるようになりました。

ヒトWT1タンパク質の全配列をカバーする新しいWT1

一般的な樹状細胞ワクチン療法で使用されているWT1は、WT1タンパクの一部の9個のアミノ酸からなる「WT1ペプチド」という断片になります。
そのために、HLAがマッチングせずに使用できない患者がいました。全配列をカバーするヒトWT1タンパク質を使用することで、すべての人がWT1人工抗原を使用できるようになりました。
アベ・腫瘍内科・クリニックでは、ヒトWT1タンパク質の全配列をカバーする新しいWT1を用いて「新樹状細胞ワクチン」を作成します。

新しいWT1はヘルパーT細胞も活性化

ヒトWT1タンパク質を使用した新樹状細胞ワクチン療法を行うことで、キラーT細胞はもとより、ヘルパーT細胞も活性化するので、従来の樹状細胞療ワクチンよりも強力です。

一般的なWT1と新しいWT1

 
一般的に使用されている
WT1
新しいWT1
WT1の中身
499個の内、9個のアミノ酸からなる「WT1ペプチド」
全配列をカバー
適合
HLAがマッチングせずに使用できない場合もある。
全ての人に適合する。
樹状細胞療法で使用した場合のメリット
キラーT細胞を活性化
キラーT細胞とヘルパーT細胞の両方を活性化

※ 抗原提示を受けたキラーT細胞が活性化することで、がん細胞の殺傷能がより高まります。
※ ヘルパーT細胞が活性化することで、キラーT細胞、マクロファージを活性化します。
 





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